努力しているときにかけられて嬉しい言葉
無理していることを努力していると勘違いさせることで自分を駆動していることがある.自分が元気なうちは無理がきくから無理していることを自分で自覚できない.でも体力的な問題があるからいつまでも自分を欺き続けることは出来なくて,いずれ体調を崩したり精神的なバランスが崩れたりする.
自分が無理をしているときに人からこういう言葉をかけられたら涙もんだな.
関連記事のサルベージ
思い立ったら即動け
今年度に入ってから,ずっとすっぽかしててやっていなかった仕事にようやく手をつけた.今年度中に終わらせなければならなくて,いよいよ尻に火がついたからだ.何とか間に合わせねば.
明日から始めよう,来月からやろう,この調査が終わったらやろう,年が明けたらやろう,とずっと先延ばしにしてきた.先延ばしにするたびに腰が重くなっていった.一度重くなってしまうと腰を上げる気力を引き出すのが難しくなって,何度もそれを繰り返すうちに腰の方に耐性がついてきてどんどんと重くなっていく.もっともっと強い意志を持たないと腰が上がらなくなる.結局,そうなった場合に自分を駆動できるのは〆切効果しかない.
しかし妙なもので,いざ動き出すと「何をそんなにためらっていたんだ」というくらい事が進んでいく.ふしぎ.あの腰の重さから想定していたよりも断然,簡単なことではないですか.なんなんだか.
動き出したら何か心が軽くなった.気づかぬうちに,腰を上げられないことに何らかの罪悪感なり引っかかりを感じていたんだなあ.妙に晴れ晴れとしてきたぞ.
やはり思い立ったら即動け! ですね.
数学の問題を解くのと料理って似てません?
時間があるときに限るけど自炊するのが結構好き.料理をし始めると次第に調理に集中してきて,他の考え事がしにくくなる.何か悩み事があっても,料理が終わってご飯を食べ終わるころには悩み事がたいしたことなかったかなと思えるようになったりする.おいしく作れたときは尚更だ.似たようなことが『きのう何食べた?(よしながふみ)』という漫画でも書かれてた気がする.
導入部はさておき・・・
料理してて何が一番楽しかと問われれば,勿論おいしく作れたとき・それを人に披露できたときなのだが,自炊を続けるうちに作る過程にも楽しさを覚えるようになってきた.自炊し始めの頃は「大さじ1杯ってどのくらい?」とか「煮るときに酒を入れるとどういう意味があるの?」とか「コクを出すには何を入れたらいいのか?」とか分からないことだらけで,とにかくレシピ本の通りに作っていた.でも何度か本を見ながら作り続けるうちに「大さじ1杯はこれくらい」「酒を入れると旨味が増す」「砂糖は甘さだけじゃなくてコクも出す」と気づけるようになってきた.料理の勘みたいなものか.本当は,わざわざ計量スプーンを出したり,わざわざ本を見たりするのが面倒くさくなってきて,何となく目分量でやってしまうようになってきただけだけど.でも何回か同じ料理に挑戦するうちに,「今日は参考資料無しにとりあえずやってみようか」とチャレンジするようになってきたのだろう.
最高に楽しいのは,気合入れておかずを3品くらい作ることに挑戦したときに,各おかずの時間のかかり方を計算して,出来上がり時間を上手く調整できたときか.「時間調整が上手くいった」とどれも温かいまま食べることが出来る.一種のカタルシス.
料理上達と受験数学スキル上昇の共通点
料理スキルが上昇していく過程は,数学の問題を解けるようになる過程と似ているのかもなあと思った.一つ前の文章を参考に羅列.- 自炊し始めの頃=数学で新しい項目を習いたての頃
- 問題をどう解いていいかわからない.だから教科書の例題を見て解き方の手順を覚えたり,問題が解けなくても解説を見て納得したりする.できなくてもとにかく書かれている通りには解けるようにする.
- 料理の勘をつかむ=問題を解くコツをつかむ
- 何度か似た問題(同じ問題)を解くうちに,こういう問題が出たら○○の方法で解けばよい,と気づけるようになる.その頃には教科書とかを見なくても解けるようになる.
- 計量スプーンを使うのが面倒=解説通りに解くのが面倒
- 解説や教科書の通りにやれば解けるのはわかるが,手間がかかりすぎて面倒くさい.もっと楽な方法はないかな,と細かいステップをはしょり始める.もしくは解説を超えた画期的な解法を思いつく.
- とりあえずやってみようかの姿勢=数学の難問にぶち当たったときに何となくやってみる
- 難問を見たときでも手を止めずにとりあえず何かに挑戦してみる.自分の知っている解法で何か試せないかを探る.
- 計算どおりに料理が出来た=思ったとおりに難問が解けた
- 難問を見たときに「今までに解いたことのあるあの問題に似てるかも」と思いつく.合ってるかどうかは分からないけど,とりあえず挑戦してみるか.で,解き始める.そして解いているうちに,「思ったとおりだった! やった」となる.
そんなこんなで,数学好きなら料理好きになれるんじゃないかなと思ってみた.
- 作者: よしながふみ
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「ドラゴン桜」では未履修問題がスルーされてたっけ?
土日がセンター試験でしたね.受験シーズンということで「ドラゴン桜」という漫画を思い出した.おちこぼれ高校から東大生を出そうという挑戦を描いた内容.作中に使われているテクニックや極意の内,実際に使えそうなものも多くて,面白く連載を読んでいた.
- 作者: 三田紀房
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あのマンガでどう解決するのか見たかったのに.何事も無かったかのようにスルーされたのが残念でならない.
「ありがとう」の力
紹介
- 1ヶ月間だけ、思い切りがんばれば。(情報元/まなめはうす)
心に染み入る記事.いま何かに苦しんでいる人,漠然とした不安に駆られている人,何かに向かってがむしゃらに頑張っている人に是非とも目を通してもらいたい.ふとした休み時間でよい.何か心に引っかかる部分がある.
感謝の気持ち
リンク先から感謝に関する部分をピックアップ.
- あいさつもありがとうも自分から言う。「相手が言ったら言うけどね」とか考えない。
- ドアを開けてもらったときは「すいません」じゃなくて「ありがとう」って言う。
- コンビニやお店のレジで商品を手渡されるときに「ありがとう」って言う。店員さんは絶対嬉しそうな顔をする。店員さん喜ばせるなんて、オレ、エロすぎ。
感謝されて嬉しくない人なんていない.言われた側の心が温まるし,言った側も気持ちが良い.「知り合いじゃないから」「大した事をしてもらってないから」「してもらって当然だから」という心の狭い考え方ばかりしているとなかなか感謝が出来ない.もっと気軽に「ありがとう」と言えば良い.言えば気持ちいいんだし.
最近知り合った先生は,何かの折に「ありがとう」と言う.目上の人で「ありがとう」を気軽に言う人に,これまで会ったことが無かった.何度かその先生と話をするうちに,その先生と一緒に研究するのがとても楽しくなってきた.目下の人のことも良く見てくれているなと感じることが出来る.気持ちよく付き合いが出来るから,いい事尽くめだ.
実際のところは「ありがとう」が単なる口癖なのかもしれない.けれども,そもそも口癖になるくらいに「ありがとう」を繰り返せていること自体が素敵だ.
「ありがとう」はとても良い言葉.自分も実践していこう.
リンク先の記事について
淡々と思っていることを羅列できるのはすごいよな.変に気取ってなくて力が入りすぎてない感じも好きだ.こんな記事を上げてくれたid:guri_2さん,「ありがとう」.2008年にブログでやりたいこと
id:tec_koc さんの企画に乗っかって2008年にこのブログでやりたいことを挙げてみよう.
- 塾講師・家庭教師バイト時代に得た視点を書く
- 前エントリで書いた通り.バイトで得た視点が,今の自分の思考回路を形作る根の一部になっていることに気づいた.自分の意識の再認識のために復習する.
- 思考整理プロセスがわかる瞬間が好き.
- 書籍の感想を書く
- 2007年もたくさん本を読んだのだが,その感想をあまりアウトプットできなかった.何か感想を書く癖をつけておく.
- メモ程度でもかまわない.大きなことを書こうとするからためらっちゃうだけなので,あまり肩肘を張らずにアウトプットする.
- 感想を書くときの参考 → すごく伝えたいことに限って伝わらない、だから
- あたまのわるい記事を書く
- 仕事と全く関係のない,まったく身にならないような記事も挙げてみたい.何か楽しく書ければよいな.
というわけで
2008年も何かの折に訪れていただけると嬉しいです.よろしくお願いします.つぶやき
まなめさんが,トラックバック企画に参加した記事全てに感想を書いている(12/31参照).すげえ,よくやるなあ,と思いつつ,こういう丁寧な姿勢が大変好ましい.頭が下がります.2007年のおすすめエントリ
まなめさんの企画に乗っかって2007年の総括をしてみよう.
- 楽しく努力する(2007-06-30)
- ニュースサイトにも紹介してもらい,最も人の目に触れてもらえた記事.記事を書いているだけでも十分楽しいのだが,反応がもらえるというのが嬉しかった.
- 『読書履歴のお気に入りフレーズの紹介 → 引用を引き合いに出しながら考察 → 自省』という自分のやりたいスタイルで記事を書けた(参照:記事を仕上げる時間と心の余裕が欲しい).そういう意味でかなり満足のいった記事.
- 前向きになろうという記事を書くと,自分自身が前向きになれるので好き.
- 記憶をホワイトボードで例える(2007-11-28)
- 塾講師/家庭教師バイト時に気づいたことを紹介した記事.教える立場から見てて,生徒が物事を理解していくプロセスを面白く感じた.何かで例えられないかなあと思いついた内容.
- 改めて気づかされたが,バイトで得た視点が,今の自分の思考回路を形作る根の一部になっている.自分の意識を再認識するためにも,来年はこういう記事をもう少し挙げたいな.
- モチベーション上昇を促す指導(2007-05-22)
- 学生を終えた今年,後輩への「指導」が自分のキーワードの一つだった.よりよい指導,双方にプラスが生まれるための指導,win-win の関係を導ける指導を達成するには,どうすれば良いのかと考えた.まだまだ未熟だが,精錬させていきたい.
2007年のおさらい
今年からはてなでブログを開始した.雑記ブログから思考発信部分だけを抽出してみようという試み.週1回ペースは守れなかったが,これまでに46個のエントリを挙げた.文章化することで自分の思考を整理でき,日本語文章を書く敷居が下がってきた.始めてみて良かったことが多かった.2008年への意気込み
このブログではこういう記事が得意ですよ,というのを作りたいな.雑多な感じでも良いけれど,一つ武器があると拠り所ができるし.視点・前向き・指導,あたりがキーワードになるのかな.小難しい記事が多かったので,もう少しライトな感じの記事も増やしたい.それともライトな記事用の別ブログでも作るかな.