ブクマの楽しさを知った

はてなブックマーク
 考えてばかりだと疲れるので,少し砕けた文章を書こう.
 はてなブックマークは,オンライン上のブックマークとしてしか位置づけていなかった.だから気に入った記事が見つかっても「ブラウザのお気に入りに入れときゃいいや」とあまり活用していなかった.相当に心に残った記事にだけブクマをつけて,あとで簡単に見返せる程度でいいや,と思っていた.
 でもブクマの楽しさは,コメントを残すことにあったのだなあと.前々回の記事(考える力を身につけさせたい)が,多くの人の目に触れる機会を貰って,ありがたいことに20を超えるブクマをもらえた.もちろん,その数自体も嬉しいのだけど,そのブクマを通してもらえるコメントがなかなか魅力的だった.自分の吐いた意見に感じたことを書いてくれていて「なるほどなあ」と楽しくコメントを読ませてもらった.
 記事へのコメント・トラバだけでなく,ブクマでコメントを伝えることができるというのは,目からウロコ.ブクマが自分のためのメモだけでなく,記事の作者へのメッセージにもなりえるのか.

ブクマなどのコメントと一緒に作り上げる
ブログを書いてて思うのは、「自分で全てを完結しなくていい」ということです。もちろん、自分の意見としてはある程度の答えを持ってた方がいいんですが、言及し切れていない部分があっても気にしなくていいんじゃないかと。その後にコメントなり、トラバなり、ブクマなりついたときに、そこをフォローしてくれる人がいたりする。それに期待しちゃって、自分の中で60%ぐらいまとまったら、ぶん投げちゃえばいいんじゃないかなって。
 仕事柄のせいか,人からの反論の少ない論理的に完成された記事を書かねばらなんよな,とと思うことがしばしば.でも,そうやって出来上がった自信作ほどスルーされる傾向にあった.割と不完全で,いいっぱなし位の(いい加減な?)記事のほうが受けがよかったりする.後者のほうが突っ込みを入れやすい.変に自分の中で完成させるのではなく,色んな人の反応を見ながら,自分の中の意見をまとめあげていく方法が,Webではとれるのだ.
 このことを今回初めて実感できた.自分の意見に対して何かしらの反応が返ってきて,それらを基に新たな記事を書けた.元々はその2を作るつもりなんてなかった.でもコメントを受けて何か書きたい!という欲が刺激された.そしてその2を書いた.そしたらまた反応がもらえた.そして,また書きたい欲が高まっている.
 引用先で「コメントも含めて1つの集合知」と表現されていたが,まさにその通りだと感じた.
アウトプットすることの楽しさの副次展開
 書くことを通してアウトプットすること自体が好きで楽しい.アウトプットすることで自分の意見をはっきりさせることが出来るから.でも,それに他人の目が入り,コメントが入ると,自分の持った意見への客観性が増すから視野が広がる.それはもっと楽しい.それができると何倍も楽しくなりますな.
 興味を魅かれる記事に出会ったときは,ブクマを活用してメッセージを送ることを心がけてみる.

この記事で本当に言いたかったこと
 まなめたん最高.記事を紹介してくれてありがとう.あなたの紹介無しには,この楽しさに気づけませんでした.