質問が生まれるプロセスの整理
質問するまでのプロセス
- 発言者の発表を聞いてて,何か感じる・何かが引っかかる
- 感じたことを,頭の中で言語化する
- 発言すべきことかどうか判断する
- 発言
質問するのが苦手な人が抱える問題
- 発表を聞いても何も感じない → そもそも質問が出てこない
- アンテナが低い.その発表に対する基本的な知識が不足しているために,聞くこと全てを事実のように感じてしまう.小中学校で授業を受けるような気持ちで聞いてしまう.
- アンテナが低い.発表を聞くときに,質問しようとする姿勢を持たない.
- 感じたことをうまく言語化できない → 質問を諦める
- 論理的思考に慣れておらず,うまく言葉に出来ない.何か言いたいのだけれど,どういっていいのかわからない.
- 論理的思考に慣れておらず,うまく言葉に出来ない.何か言いたいのだけれど,どういっていいのかわからない.
- 発言すべきことかどうか判断できない → 質問しなくてもいいかなと諦める
- 判断できない,というよりは逡巡・遠慮してしまう.
問題解決の糸口(個人の対応)
慣れと経験.特に2,3については,無理にでも質問する機会を作って経験を積むしかない.
1 については,知識を増やすことが先決ではあるが,知識が無いなりにも「何か質問すべきことはないかな」と意識していれば質問は出てくる.質問してやろう,という姿勢を積極的に持つかどうかで決まる.
問題解決の糸口(場の対応)
アルコールが入ると,判断能力が鈍るから2,3のハードルは下がる.無礼講的な雰囲気が許される場であれば,酒が入っての発表会は面白い.
質問を強制すると,質問する部分を見つけなきゃ,という積極的に発表を聞く姿勢が生まれる(以前のエントリ参照).活発な議論になるかは保障されないけど.
何でも言えばいいのだよ,という雰囲気を作れれば3 のハードルが下がる.この雰囲気作りが難しい.