教わり上手と教え上手

きっかけの記事


1.楽しそうな表情 2.教えてほしいと頼む率直さ 3.旺盛な好奇心 4.素直さ 5.感謝心

6.メモを取るなど教えてもらう際の真剣さ

7.一度教えてもらった事は,すぐ自分でトレーニン

8.実行した結果は必ず報告&お礼

教える側の立場に立って
 8つとも大切だけど,1,3,5が特に大切かなと感じる.表情が豊かで楽しそうに話を聞いてくれる人に対しては気持ちが熱くなって「そうかそうか」と教えたがってしまう.そして熱い気持ちが冷めやらぬうちに謝意を示されたら,しびれるように気持ち良くなる.そしてまた何かを教えたくなる.ポジティブフィードバックだ.
 自分の周囲を見るに,研究者には教えたがり・語りたがりが多いのではなかろうか.自分の研究成果・発見・プログラミング技術・観測スキル・PC知識など,スキあらば披露したがっている.楽しそうな表情で聞きに来てくれたら「ほいほい」と教えてくれるだろう.

教わる側の立場に立って
 自分が聞くときに特にできていないのは2,4か.変に分かった気になって質問までのハードルを挙げているときがある.そんなもの取り払って教えてもらえばいいだけなのに.相手の「教えたがりセンサー」をうまく刺激できるようになりたい.
 あと8を気をつけたい.謝意を忘れずにいるということは大切なことだ.自分への過信のためか忘れがちである気がする.

陥らないようにしよう
 話をすること自体に楽しくなりすぎて,相手の聞いていることとポイントのずれた自分の話をしてしまうことがある.人に何かを伝えたいときには,話の筋道を大切にする必要がある.思い付きだけでしゃべりたくなるのを我慢せねばならない.聞いている相手に「なんで聞きたくもない関係ない話をこの人はしているのだろう.早く打ち切りたいな」と思われていたら,と想像すると悲しい.
 難しいけれど,無駄にしゃべりたくなる自分の気持ちを抑制すべき.そうでないと相手の「あの人に聞いてみようセンサー」を塗りつぶしかねない.